H-spaceの基本群はアーベル群
(数式がうまく表示されないようです.)
\( \textbf{Definition.} \)
位相空間 上に連続な二項演算
\( m \colon X \times X \to X \)
が定まっているとする.
このとき, 単位元 が存在するとき, すなわち,
任意の に対して,
が成立するとき, はH-spaceであるという.
H-space の基本群 はアーベル群.
連続写像 が基本群に誘導する準同型
を考えれば,
に対して,
がwell-definedに定まる.
ただし,
とする. このとき, を基点とする定値ループも同じ記号 で表せば, を満たす.
道の積を とすれば, を基点とするループ に対して,
が成立. よって, を単に と略せば, において,